カテゴリー別アーカイブ: 実需筋

トヨタのニュースが意味するものとは


バラックです。

先週、米雇用統計の数字がよかったので
アメリカの利上げ観測が高まりました。

しかし、12日発表の7月の小売売上高と
卸売物価指数が事前予想を下回ったため、
一転、利上げ観測は後退しました。

ドル相場は、その都度右往左往しています。
まあ、それはお約束みたいなものですが、
私たちがそれに付き合っていると、
博打のようなトレードになってしまいます。

夏休みシーズンで参加者が少ないこともあり、
いっそのこと、休むも相場の格言どおり、
ポジションをスクエアにしてもよいと思います。

それより、私が気になったのは、東洋経済オンラインに
掲載されたちょっとした記事です。

どうやら、トヨタが
ドル/円の想定為替レートを105円から102円に
ユーロ/円の想定為替レートを120円から113円に
見直した、というものです。

以前にも書いたことがありますが、為替レートを
最終的に動かしているのは実需筋です。

私たち個人投資家を含め、投機筋というのは
利益を得るために為替相場に参加しているので
利確であれ損切りであれ、決済という形で
必ず反対売買を行います。

でも、実需筋は、売上を本国に送金するために
為替相場に参加しているわけです。
だから、輸出企業が利益を日本に送金するために、
ドルやユーロを円に替えるというトレードは、
反対売買がない一方通行の取引です。

つまり、投機筋は最終的にポジションがゼロになる
のに対して、実需筋は売ったら売りっ放し、
買ったら買いっ放しです。

トヨタが、北米の売り上げを日本に送金するために
ドルを円に替えれば、それはUSD/JPYを下落させる
要因になります。

三菱商事が、石油代金支払いのために
円をドルに換えれば、それはUSD/JPYを押し上げる
効果があります。

で、反対売買がないわけですから、そのまんまと
なるわけです。

実需のトレードは、相場を一方的に動かす大きな
力になっているということは、初心者の方には
ぜひ覚えておいてほしいと思います。

ダラダラと長くなりましたが、そんな実需筋の中でも
トヨタは昨年の売上が27兆円もあり、そのうちの
7割以上が海外の売上です。

単純に考えれば、20兆円近い巨額資金を
一方方向に動かす力を持っているんです。

彼らは、想定レートになると、相場に参戦してきます。
だから、実需筋の動向にも目を向けるようにして
ください。

それだけで、相場を予想する時の選球眼は、
少し違ったものになるはずです。

Maestro FXのレビュー


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2016.08.13