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米国実需筋の気になる動き


バラックです。

ニューズウィークに気になるニュースがありました。
それは、米国企業が海外で溜め込んだ利益を
本国に送還するような動きがある、というものです。

米国の税制では、企業が海外で稼いだ利益は
本国に送金するまでは課税されないことになって
いるんだそうです。

で、35%の法人税を嫌って、海外に溜め込んでいる
利益が2兆5,000億ドルもあったりします。
アップルが2,000億ドル
ファイザーが1,940億ドル(バイアグラの利益かい?)
マイクロソフトが1,080億ドル
といった具合です。

トランプさんは、そんな海外の滞留利益の本国送金を
1回だけ10%に減税しようじゃんか、という太っ腹な
提案をしています。

アメリカでは、2004年にも同じような減税があり、
その時は3,600億ドル以上の資金が還流したそうです。

だから、トランプさんがそんな法案を可決すれば
米国の多国籍企業が、滞留得利益をアメリカに
送金する可能性があるわけです。

毎月18日の「てんやの日」に、100円玉を4枚だけ
握りしめて、390円のサンキュー天丼に殺到する
人たちと同じです。

となると、海外に溜め込んだオカネをドルに替える
必要があるわけですね。
つまり、ドルが上がるかもしれない、という話です。

このブログで何度も書いてきましたが、彼らの
トレードは、反対売買のない一方通行です。
アップルが日本に溜め込んだ円をドルに替えて
本国に送金すれば、それで終わりです。
利確や損切りの決済がないんだから当たり前です。

要するに、実需筋の動きは、相場を一方方向に動かす
力になるわけです。

2兆5,000億ドルということは、日本円にすると
250兆円という巨額な資金です。
全部ということはないでしょうが、1/10としても
25兆円にもなってしまいます。

ただし、話はそれほど単純ではありません。
米国の多国籍企業が海外に持っている利益のうち、
現地通貨のままのものと、ドルに両替済みのものの
比率が、明らかになっていないんです。

だから、為替相場にどの程度のインパクトがあるのか
ということが、実は誰にも分かっていません。

両替需要は1,000億ドルくらいなんじゃないの
なんて言っているアナリストがいるかと思えば、
いやいや、4,000億ドルくらいはあるはずだ
などと言い出す相場関係者もいたりします。

とはいえ、今後このニュースから目を離さないよう
ウォッチしておく必要はありそうです。
あなたも、ニュースには気を付けてください。

Maestro FXのレビュー


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2016.12.01